※自分語り
※アイドルさんは見ないでください
※久しぶりの本格風邪ひき期間に書いたのでだいぶ滅茶苦茶です(回復後に少々補正はしましたが)
可愛くないので推しに認知されたくない。
だから、半径1キロ以内に入ることも舞台上の推しと目が合うのもなるべくなら避けたい。
そう思い始めたのはずっと前だけど、それが今年一年でずいぶんと形あるものになった。
今年はライブ現地やグリーティングに行く機会が数回あった。いままでは、人が多いところが苦手で避けていたのだが、思いつきで応募したチケが当たってからなんだかそんな場所にもまあまあ行けるようになったのである。
初めてのライブは席が遠めでファンサをされる距離ではなかったから安心していたのだが、調子に乗って行った2つ目のライブでもしや…という事態に陥る。
推しグルではないグループのステージで、顔が好きな子のメンカラにしたペンラを振っていたら、なにやら双眼鏡越しにたぶん(たぶんだけど)目が合った状態でおててで何かされたのである。衝撃と動揺で記憶が曖昧。
極めつけは、ライブではなくプリキュア展でのグリーティング。
もとより、主人公キュアに推しがいないこともあって、正直どの回でも良かったから自分の空いた日にチケを取った。
そこでたまたま担当だったのが最推しであるキュアサニーの盟友、キュアハッピー。
基本ぼっちなので、その日も一人で回っていた。
隣でお姉さんたちがわぁ!きゃあ!とやっているのを見て楽しそうだなと思いつつ、サニーさんのカードを手にハッピーさんが通りがかるのを待っていた。
まさか、この後自分の相手をしてくれるとも思わず。並んで部屋に一組ずつ入るなんて仕組みでもないし、歩きながら手を振って終わりだろうなんて甘い考えだった。
ハッピーさんが近づいてきた。立ち止まって私の手元を見るなり、目を見ながら両手でハートを作ってくれた。50センチもない距離で。
何も言えなかった。すでに涙が溢れそうだった。
動けなくなってしまった私に、今度は両手で指ハートをしてくれた。こちらはうなづくことしかできないまま、ハッピーは最後まで私を見ながら手を振って去っていった。
崩れ落ちるかと思った。胸がいっぱいいっぱいになって、これが憧れ続けたヒーローなんだなと強く実感した。
しかし、同時になにも喋れない、お返しもできない、嬉しい気持ちをちゃんと伝えられない自分がすごく辛かった。
(多分こういう人間が悪いパワーに乗っ取られる)
その後、知人と有名な白いあのキャラクターさんに会いにいき、後ろで知人を撮影するなかで
「私はファンサされてる幸せそうな人を横から見る側のモブでいたいんだ。」
と感じた。逃げかもしれないけど。
外に出てお手洗いに入るたびに思うのだが、やっぱりどうしても見目麗しくはない。それどころか、こんなの目のど真ん中に入れたら痛すぎるよなと思う。
それでもこんな私にファンサをくれるアイドルさんやヒーローさんは本当に優しい。私が不甲斐ないばかりにその優しさが少し苦しい。
確定ファンサのレポを見るたびに、ヲタク側から固定ポーズやじゃんけんを仕掛けている人やファンサに指ハートやら何かしらでお返ししてる人も多くてびっくりする。
自分には絶対できない。言語コミュニケーションじゃないのにどうしてこんなに難しいんだろう。ちょっとつらい。
(ところであの二宮和也からドームで確定ファンサをもぎ取ったボディビルお兄さん、何度聞いても凄すぎません?)
だから、早く推しさんたちはみんなドームでライブできるようになって、私を天井席の奥の奥の奥に押し込めてほしいな!(無茶)
……というのは冗談で。
私にはまだ現地は100万年はやいなと。
行きたい、目の前でパフォーマンスを見たい気持ちは山々だけど、推しのことをちゃんと幸せにできるヲタクさんに沢山入ってほしいなぁなんて思う。私の代わりどころか1億倍くらい推しの目と心を豊かにしてあげてくれ。
あ、なんか偉そうで申し訳なくなってきた。
茶の間とかにわかって言われても仕方がないことやってるので、その辺は覚悟の上。それでもヲタクは続けたい。
普及したきっかけはあまり良い理由ではないとはいえ、生配信文化が出来たことに感謝しながら私は私なりにヲタ活していけるよう地道に頑張ります。
100回くらいしてまた人間に生まれ変わったらちゃんとしたヲタクになって会いに行くので、また推しさんもどこかでアイドルになってくれると嬉しいです。